堤防に、原点の物語を。釣竿を持って初めて海に立った日
あの日の堤防
堤防(ていぼう)とは?
河川の氾濫や海からの高潮・高波・津波が陸地に侵入するのを防ぐために、海岸線や河岸に沿って土砂を盛り上げたり、コンクリートで造られたりした人工の防護構造物です。
ん?そんなことくらい知ってるよって?ふふふ。私もそう思ってました。

堤防なんて辞書で調べるまでもなく知ってるし何度も見たことあるはずなのに、その日は違うもののように見えたんです。
そんな情報は、釣り初心者か子どもじゃないと知り得ないし気にも留めないですよね。
新しく辞書に刻まれました。堤防は、謎の魚の断片が落ちていて面白いって。
初めて釣竿を持った原点
私が初めて持った釣竿は、海釣り公園が貸し出してるレンタル竿でした。
想像したより長い!それが第一印象でした。
自分の身長より長いものを持ち歩くなんて早々ありませんし、ガイドと呼ばれる丸い突起物があったり、先っちょなんてすぐポッキリ折れてしまいそうなほど細い。
緊張感が走りましたね。
そこから始まった釣り物語
ある程度予習して行ったものの、みるのとやるのとでは大違い。
Youtubeのプロが何気なくやってることでも、同じようにやってみるとたくさんの失敗があり、練習が必要でした。

すっっごくマニアックな話になってしまいますが一番印象に残ってることがあります。
胴付き仕掛けで釣りをしていて、餌交換のために糸を巻き取る作業です。
適度なところまで巻き取って、右手で竿を絶妙に操作して、錘を自分の左手でナイスキャッチしないといけないんですよね。
糸を巻きすぎると、サルカンと先端のガイドが干渉してガチャっと詰まるし、巻かなさすぎると、錘に手が届かないし針が迫ってきてあわわとなる。錘が猛スピードでアタックしてくることもある。
そのほかにもたくさんトライアンドエラーを繰り返しました。
糸は絡まる、針が指にささって血がでる、服に引っかかると針にカエシがあってなかなか取れない。
でも1つずつクリアしてちょっとずつ覚えて慣れてきて、結果的に見目麗しいカサゴが釣れました。
グググッとひっぱられる〝アタリ〟を初めて味わうことができて、テンション爆上がりでした。
あの日の思い出は今でも心のすぐ手の届くところに置いてあります。
堤防に、原点の物語を
最初はみんな初心者で、悪戦苦闘しながら釣れた魚は、大小関係なく嬉しかったはずです。
あの頃の気持ちをみんなが忘れずにいれば、これから釣りしようと思う初心者が「釣りやってみたいんだけど、ちょっと怖いんだよね。だって…」に続く言葉が減ると思うんです。
実際釣りって楽しいことだけじゃないです。嫌なもの見たな、聞いたな、って時も正直あります。
「でもまぁ、一回やってみるか!」
と思ってもらえる。誰かがそんな気持ちになれるような情報をサビビは発信していきます。
